「情報システムの基礎」2018の参考文献

教科書を決めるのは悩ましいものです。あると「高い」とか言い、ないと「何もわからない」とか言います。自分が書いたテキストで、その通りの授業をするのが学生たちにはいいようですが、情報系はどんどん内容が変わるので、自分で書くとたいへんなことになると思います。情報系と言っても、私はざっくりとした考え方中心の授業です。でも、なかなかコンパクトなものはありません。
来年度は、3種類の講義科目が計5つあります。3種類は1年2年3年と開講学年がちがいますので、それなりに三段跳びをするようにしています。

1年以上の「情報システムの基礎」は、名前が教職科目用のままになっていますが、学部共通科目として選択必修の「コンピュータ入門」にあたります。ずっと自前の枠組みでやってきましたが、来年度からは教科書準拠でやることにしました。『キーワードで学ぶ最新情報トピックス2018』はとてもいいテキストです。毎年改訂されるので、半年前のことあたりまでフォローしてあります。今話題のテーマがないと、お互いつまらないでしょう。技術的にめんどうなことはテキストに任せて、基本的な概念と考え方を説明するつもりです。直近のニュースも加えることができるでしょう。このテキスト、テーマの順番がかなりいい加減ではありますから、そこは整えて講義するつもりです。この程度の知識は、すでに現代の基礎教養ですね。

シラバスは次のようにしました。これが1番単純なシラバスになります。

國學院大學 講義概要(WEBシラバス)

この科目、学部共通科目ということもあって、経済学部の多くの学生が履修します。学部では250人以上の教室を作らないようにして、希望が多いときは抽選にしています。ところが、そうはならないときがあって、大きな教室があてがわれると、目一杯履修することもあります。来年度は、前期と後期に同じものが配置されますので分散するといいのですが。


ユーザーサイドからの説明だけでなく、プロダクトサイドの説明も若干します。そのときに使うのは図解がいい。原著はシリーズになっていますが、翻訳ができたのは2015年でした。コンピの先生に勧められて英語版を買ったのですが、図版もそっくりの翻訳が出たので、もうこれ1冊にしようかと思います。仕組みが気になる人にはおすすめです。

コンピュータの歴史について毎回のはじめの方で説明します。これについては、これまで『痛快! コンピュータ学』を指定してきたのですが、いかんせん古いことしかないので、こっちに入れ替えることにしました。参考書としては、ちょうどよいコンパクトさです。