村上直之先生のこと

昔の投稿が残っていたので出しておく。2年前か。
昨日、フェイスブックを見ていたら村上直之先生の教え子らしい女性の追悼文が載っていたので、何が起こったのか彼女にコメント欄で訊いたところ、ひと月ほど前にお亡くなりになっていたとのことだった。昨年末にはフェイスブック上で親しくコメントし合っていて、村上先生が改訳版を出されたベッカー『アウトサイダー』を買って、それが引き金で、私はちょっとしたベッカー・ブームだったのである。この本に並ぶ古典を翻訳中だとのことで、楽しみにしていた。今は構築主義と言えばだれでも知っているが、この先生とチームの先生方は、その先駆的仕事をもうずいぶん前になされてきたのである。私がお会いしたのは、ほんの数回であるが、親しくしていただいて感謝している。映画評論に没頭されている時期があって、しばらく社会学から離れていらっしゃったようだが、この先生の目の付け所はすばらしいのである。それだけにとても残念である。フェイスブックで訃報を知ったのは今回が初めてだ。