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共同幻想論のなぞ

電子書籍版があったので『共同幻想論』を超流し読み。昔から疑問だったのは「なぜ遠野物語と古事記なんだ」ということである。今頃気がついたが(最初に読んでからかれこれ37年ぐらいたつが)これって、ほとんど「新国学」じゃないの。最初に読んだときは、評判が高いのに対して「これってデュルケムじゃん」という感想だったが、今はむしろ素材が気になる。吉本は、素材はなんでもよかったというようなことを書いているが、いやいやそうではないぞ。・・・と思い、きちんと読み直すことにした。