Socius  ソキウス   著作+制作 野村一夫
 http://socius.jp 

現在地 ソキウス(トップ)>ビーケーワン書評コラム

ビーケーワン書評コラム

ミックス定点観測

[4]マクルーハンから見る現在(2001.4.29)

メディアの予言者(広済堂ライブラリー 003)
著者:服部 桂著
出版:広済堂出版
発行年月:2001.5
本体価格:\1,000


 廣済堂出版から「廣済堂ライブラリー」という新シリーズが始まりました。次の4冊がその口火を切っています。なかなか充実したラインアップだと思います。  →廣済堂ライブラリー

 そのうち2冊がメディア文化論になっています。どうもこのシリーズの基調は広い意味でのメディア文化論におかれているように思います。ビーケーワン・ミックスとしては今後も見逃せないようです。

 今回のラインナップでは、とくに服部桂『メディアの予言者――マクルーハン再発見』が注目作です。

 デジタル時代になって、あらためてマクルーハンが取りざたされていますね。しかし、かれの本は大部なものが多く、その全容をつかむのは意外に難しい。かつて竹村健一氏が書いたマクルーハン入門のようなものがあればいいなあと、かねがね思っていました。

 その点、この本は非常に手頃なマクルーハン入門になっています。ただたんにかれの著作解題というのではなく、インターネット時代のメディアのありかたをマクルーハンから読みとろうとしている点でも、なかなかすぐれて「現在のマクルーハン」なのだと思います。ちなみに著者の服部氏は『デジタル・マクルーハン』の翻訳者でもあります。この本の周辺については、昨年リストアップしたものがあります。  →デジタル・マクルーハン

 ところで、もうひとつのメディア文化論として、港千尋さんの『第三の眼――デジタル時代の想像力』もお忘れなく。いつものイマジネイティブな考察が展開されています。 (2001.4.29)


現在地 ソキウス(トップ)>ビーケーワン書評コラム
SOCIUS.JPドメインへの初出 7/20(thu), 2002  
このページのURLは http://
Kazuo Nomura(野村一夫) 無断転載はご遠慮ください。リンクはご自由に。
Valid XHTML 1.0!Document type: XHTML 1.0 Transitional