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ビーケーワン書評コラム

ミックス定点観測

[2]なぜマックはかわいいのか(2001.4.26)

人はなぜコンピューターを人間として扱うか
著者:バイロン・リーブス著,他
出版:翔泳社
発行年月:2001.4
本体価格:\2,400


 毎日は更新できないだろうと思っていましたが、あっという間に数日が過ぎてしまいました。おそらくこのコーナーは週末に更新頻度が集中する予想されます。よろしくお願いします。

 掲載が遅れていても、私の手元には新刊書が山と積まれています。その中から、さきほど1ダースほどメディア・情報・文化研究関連を掲載しておきました。のちほど下をご覧ください。

 その中で、なかなかおもしろそうなのが、リーブス+ナス『人はなぜコンピューターを人間として扱うのか』です。これについては訳者の細馬さんからメッセージをいただきました。

「タイトルには「コンピューター」とありますが、内容は、コンピューターに限らず、かなり広範囲のメディアについて扱っています。意識できるレベルだけでなく潜在過程のレベルで、人はかなりメディアに左右されていることをあの手この手の心理実験で明らかにしており、ぼく自身は、メディア・デザインの本というより、メディア環境問題の本としておもしろく読みました。よろしければご一読下さい。」(細馬宏通さん)

 メディア環境問題の本というのがおもしろいですねえ。「メディアの等式」と呼ばれるこの本の基本命題(原題でもあります)は「誰もがメディアに対して社会的かつ自然に振る舞う」ということ。つまり、メディアは礼儀正しく扱われ、相性の善し悪しがあり、感情的反応を引き起こし、ときには脅すというのです。なるほど、その昔、ようやく手に入れたマックがかわいくて仕方なかったのを思い出します。人間とメディアの関係は特別のものじゃない、ふつうの「人間関係」だったんですねえ。じゃあ、メディアはどうあるべきなのかという議論まで踏み込んだ研究です。(2001.4.26)


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SOCIUS.JPドメインへの初出 7/20(thu), 2002  
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