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ビーケーワン書評コラム

ソックス定点観測

[6]社会構築主義はこれからだ(2001.5.15)

社会構築主義のスペクトラム
著者:中河 伸俊編,他
出版:ナカニシヤ出版
発行年月:2001.5
本体価格:\2,500


 構築主義については、今年の2月に上野千鶴子編『構築主義とは何か』が刊行されたばかりですが、ひきつづいて中河伸俊さんたちのチーム(元祖?)による論文集がでました。中河さんたちは精力的に社会構築主義について研究成果を発表されてこられていますが、今回はたんなる紹介をこえて12人の研究者によるオリジナルな展開が試みられています。

 4本の方法論的な議論があったあと、事例研究がつづきます。差別事件、薬害被害者の手記、少年事件、暴力事件、児童虐待、伝統文化保存、弁護士像といった具体的問題に即して構築主義的分析が試みられています。社会構築主義はこれからだと感じさせられる意欲的な論集です。

(2001.5.15.nom)

【目次】
1 Is Constructionism Here to Stay?
2 構築主義とエスノメソドロジー研究のロジック
3 構成と現実/構成という現実
4 臨床的現実と社会的現実
5 「クレイム」が立ち上がるとき
6 薬害被害者手記に見るクレイムの構成
7 少年事件における当事者問題
8 ある「暴力事件」をめぐる記述のミクロポリティクス
9 児童虐待事例の構成
10 伝統文化の管理人
11 司法試験改革はいかに語られたか


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SOCIUS.JPドメインへの初出 7/20(thu), 2002  
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