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ビーケーワン書評コラム

ソックス定点観測

[2]ゴッフマンの『スティグマ』が改訳(2001.4.26)

スティグマの社会学 改訂版
著者:アーヴィング・ゴッフマン著,他
出版:せりか書房
発行年月:2001.4
本体価格:\2,000


 独特のミクロ社会学の地平を開いたゴッフマンの名著『スティグマの社会学』の改訂版がおよそ30年ぶりにでました。私自身かつてむさぼり読んだことのある思い出の本です。難しいことばを次つぎに造語して微細な場面のミクロな出来事を的確に分析するゴッフマンの著作の中では格段にわかりやすく、感情的にも理解しやすい本です。

 スティグマというのは平たく言えばハンディキャップのことで、とくにぱっとみてわかる身体障害をもつ人が、日常的に経験するさまざまなコミュニケーションの中で、押しつけられる社会的アイデンティティに抵抗したり順応したりするプロセスがあつかわれています。

 30年前の訳書では、今日では不適切な訳語がたくさんありまして、今回それらが見直されているようです。現代社会学のひとつの原型を示す作品とも言えると思います。

(2001.4.26)


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SOCIUS.JPドメインへの初出 7/20(thu), 2002  
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