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ビーケーワン書評コラム

エディター書評2000-2001年

ユニークな大衆文化論

戦後日本の大衆文化
著者:
鵜飼 正樹編
永井 良和編
藤本 憲一編
出版:昭和堂
サイズ:A5判 / 337p
ISBN:4-8122-0003-2
発行年月:2000.5 本体価格: \2,400


 新世代社会学者によるユニークな大衆文化論である。タイトルは鶴見俊輔の『戦後日本の大衆文化史』(岩波書店)を連想させるが、内容はかなり異なるので要注意。学校給食・子ども部屋・ゴールデンウィーク・ペット・健康法といった13の具体的テーマに即して戦後文化史が整理されている。大量の図版とともに簡潔な年表も用意されていて、丁寧な作りである。

 歴史化することが最近の社会学の傾向だが、まずは身近なものごとを歴史的に見直すことからという路線のお手本のような論集である。こういう素材を使った講義は楽しいだろうし、同種の手法で、ここにないテーマについて卒論でも書いてみると、それなりにおもしろいものになりそうな気がする。中高年のノスタルジーをそそるところもあり、私には子ども部屋の定番「ミゼットハウス」の話が懐かしかった。

(2000/08/01)


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SOCIUS.JPドメインへの初出 7/20(thu), 2002  
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