プライバシーを守るセキュリティ

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本日の範囲は教科書38ページから55ページまで。ざっくり眺めよう。

現時点での基本原則

1 最新のデバイス(マシン)を使う。古いものは使用しない。安いマシンでいいので2年に1回は買い換える。
 
2 共用のマシンはなるべく使用しない。
 
3 最新のOSを使用する。
 
4 セキュリティソフトを使用する。ウィルス対策だけではなくファイアウォールも。
 
5 通信は必ず暗号化する。
 
6 ブラウザはクロームを使う。ブラウザ中心のネット生活。https://
 
7 2段階認証できるサービスを中心にする。パスワードとスマホで1つ1つのデバイスを認証する。
 
8 ワンタイムパスワードや指認証などを積極的に導入する。
 
9 メールはブラウザ上でやりとりする。SNSの方が安全。
 
10 もう一度言う。古いマシンは捨てろ!3万円パソコンでいいから自分のマシンを確保せよ。そして、すべてをクラウド化せよ。
 
12 技術オタクに従うな。いじること自体が楽しい人たちのマネはしないこと。
 
13 ソーシャルメディアは都会の雑踏。避けるのではなく、早めに慣れなさい。
 
14 自分の情報は自分で発信するのが、最大の防御。ただし公開範囲の設定に注意。

メディア・リテラシーの基本的な考え方

鈴木みどり編『メディア・リテラシーの現在と未来』世界思想社、2001年。
(1)メディアはすべて構成されている。
(2)メディアは「現実」を構成する。
(3)オーディアンスがメディアを解釈し、意味を作り出す。
(4)メディアは商業的意味をもつ。
(5)メディアはものの考え方(イデオロギー)や価値観を伝えている。
(6)メディアは社会的、政治的意味をもつ。
(7)メディアは独自の様式、芸術性、技法、きまり/約束事(convention)をもつ。
(8)クリティカルにメディアを読むことは、創造性を高め、多様な形態でコミュニケーションを創りだすことへつながる。
 要するに、メディアは現実をそのまま映し出す鏡のようなものではなく、独自の現実を構築するものであって、その背後には商業的・社会的・政治的要素が存在している。そのため、オーディエンス(オーディアンス)が読み手として批判的に関わっていく必要がある。そのトレーニングをしよう。メディア・リテラシーとは、つまりこういうことだ。

プライバシーの三側面

(1)一人にしておいてもらうという、侵入からの自由
 19世紀末アメリカのイエロージャーナリズムを規制するために導入された。
 私生活をみだりに知られない権利
 私的な事柄に関する報道に制限を加えることを正当化する
 ただし日本にはプライバシーの権利に関する法的定義づけがないので、憲法13条の幸福追求権を人格権の一部と見なして法的保護を与える判例。
やがて自己決定権へ。個人の自律。私的領域から他者や統治権力の介入を排除する。
→インフォームド・コンセント、中絶の権利
 反面、臓器売買の自由や売買春の自由
(2)自己情報のコントロール
自己情報の開示・訂正・削除・外部への提供の禁止
情報の二次利用に「包括的同意」を与えていることになる。
→アクセス制限権
  個人情報にアクセスし利用する側に正当な必要性の立証を義務づける。
(3)監視からの自由(尾行、観察、盗聴からの自由)
小さな街にはプライバシーはない。大都会では匿名性が高いので相手方はリスクを負うことになる。見知らぬ相手と取り引きするには、いくつかのプライバシーの放棄が必要だ。

監視社会論

ドラグネット ドラッグとは「かき集める」こと

スノーデン・ショック(NSAアメリカ国家安全保障局)

ジョージ・オーウェル『1984年』

問題は何か

(1)見えざる情報の収集
 消費者は情報が集められていることに気づかない。これでは同意も拒絶もできない。
(2)流用
 目的以外の利用や共有。
(3)危険性と有用性のジレンマ

プライバシー保護のガイドライン

(1)存在を秘密にしたシステムがあってはならない
(2)本人がデータを確認・訂正できるようにする。
(3)あくまでも本人の同意。(オプトアウト、オプトイン――本人の許諾)
(4)個人情報を扱う組織には信頼性と安全性に責任がある。

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