注文していた高田保馬の『社会学原理』が昨日届きました。1919年の本です。本文1385ページの大著。あこがれの社会学書ですね。大原社研にいたときに、そこには状態のいい本書がありまして、ときどき借り出しては眺めていました。この3月で大原社研をやめたので、自分のものがほしくなり、古書ネットで探したら、今回は(今までも何回か探したのですがいいのがなかった)箱入りのものを見つけられました。高松の古本屋にありました。約一世紀前の本です。そう言えば、大原社研も1919年創立です。この時期の知的隆盛は注目すべきものがあって、いっせいに形になって造形されるんです。高田保馬『社会学原理』箱入り
高田保馬の以後の作品もすばらしいのでしょうが、私は若い時代の『社会学原理』に強くひかれます。ブーグレやジンメルの影響も生々しい時代の産物だからだと思います。力強く前進する思考の駆動力に魅せられますね。病気で苦しみながら書いたようなことが書いてありましたが、それでも若い時代だからこそ書けた大著ではないでしょうか。主張明晰、快刀乱麻を断つ。ただし、100ページほど読みましたが、今となっては文語調がいささかつらいです。